2016年12月25日・・・いと高き所に栄光が、神にあるように
すると、たちまち、その御使いといっしょに、多くの天の軍勢が現われて、神を賛美して言った。「いと高き所に、栄光が、神にあるように。地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように。」。ルカ2:13-14(13-20)
救い主の誕生を羊飼いたちに知らせた、御使いの知らせと賛美から、神様が私たちに何を伝えておられるかを共に確かめましょう。
《主キリストが地上に来れました(11-12)》
「きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです(11)」。待ちに待った約束の救い主が、いよいよきょう誕生しました。聖書の神は世界を創造する前から、私たちを祝福しようと定めておられました(エペソ1:3-5)。神の祝福を阻む罪ののろいから人類を救うため、人類の子孫から、自ら犠牲を払い、悪魔の仕業を打ち壊す「救い主」を与えるとの約束が遂に実現しました。歴史の中で、全ての民に祝福をもたらす子孫がダビデ王の子孫としてが生まれるのを神の民イスラエルは待ち望んでいました。「この方こそ主キリストです」、主である神が人の姿を取って地上に来られたのです。キリスト(=メシヤ)は、救い主の称号で「永遠の祭司・預言者・王」を意味します。主は、世界の創造者、唯一の真理の神を指しています。父なるひと子の神が人となって、私たちを救うために来られたのです。
《天の神に栄光、地上の義人に平和があるように(13-14)》
「布にくるんで、飼葉おけに寝かせた。宿屋には彼らのいる場所がなかった(7)」。救い主の誕生は、人々の目には秘やかな、しかし苛酷な日・・・常でした。多くの天の軍勢が賛美しました。「いと高き所に栄光が神に」永遠のご計画を成し遂げられた、神の知恵と愛と真実と力が、預言の成就である救い主・御子の誕生にあらわされました。そして神が払われた大き愛の犠牲「御子が神のあり方を捨てて人となられたのは、これから罪人のために苦しみ、十字架でいのちを犠牲にするたでした。地の上に平和がみこころにかなう人々に」人類は罪のため平和の道を見失なっており、神との平和を回復しなくて地上の平和はありません。しかし、みこころにかなう(救われて主との平和を回復)された人々によって、地上の平和は回復していきます。これが救い主がもたらされる救いである。「ですから、信仰によって義と認められた私たちは、私たちの主イエス・キリストによって、神との平和を持っています」(ローマ5:1)。
《御告げを確かめた人々の信仰と賛美があります(15-20)》
「さあ、ベツレヘムに行って、主が私たちに知らせてくださったこの出来事を見て来よう(15)」。羊飼いたちは、御使いの知らせを確かめに行き、語られたその通りであることを確認しました。彼らは「この幼子について告げられたことを知らせ」ました。また彼らは「見聞きしたことが、全部御使いの話のとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った(20)」。私たちも聖書のみことば、キリストの救いの知らせが、本当である事を信じて歩む中で確かめましょう。それが主を崇め賛美する土台です。