2017年4月16日・・・十字架と復活、私の希望と喜び
次のように書いてあります。キリストは苦しみを受け、三日・・・目に死人の中からよみがえり、その名によって、罪の赦しを得させる悔い改めが、エルサレムから始まってあらゆる国の人々に宣べ伝えられる。あなたがたは、これらのことの証人です。ルカ24:46-48(1-53)
この復活節(イースター)の日・・・に、全世界の教会がキリストの復活をお祝いしています。使徒パウロと共に働いた弟子である医者ルカは、キリストの復活について、この一章にまとめています。
《復活はキリストが必ず果たさなければならない使命でした(1-10)》
み使いは、墓に来た女性たちに、キリストの復活の事実と、それがイエス様が語られたとおりである事をに告げました(6-8)。十字架と復活は、キリストが来られた目的、使命でした(ヨハネ10:18)。神の御子の十字架の死は、人が罪を赦され、罪から救われるためでした。罪とは、本来の目標から外れてしまっている状態、具体的には、神に反逆し神を知ろうともしないで、逆らっている状態です。この罪のために、神の祝福や栄誉、幸いな交わりを失ってしまいました。神はご自身の御子を人として送られ、御子に、人類のすべての罪の代価を負わせました。信じる者に罪の赦しをもたらすためです(イザヤ53:6、マタイ20:28)
《復活は、沈んだ心を呼び覚まし、心を燃やします(11-35)》
開け放たれた墓の石、なくなった主のからだ、残されていたからだを包んだ布・・・弟子たちは、墓の状況が、女性たちが伝えた通りである事を確かめました。しかし彼らは、キリストの復活を信じられませんでした。エマオの途上で、暗く話していた弟子たちに、よみがえられた主は声をかけ、彼らに耳を傾けられ、聖書全体からご自身に関する預言を説き明かして下さいます。二人はもっと聞きたいと願います。共に宿に入った食卓で、イエス様は「パンを取って祝福し、割いて彼らに渡され」ます。彼らが目の前の方がイエス様だと気付いたのを確かめて、イエス様は見えなくなられました。彼らは、聖書を説き明かしていただく中で、心が燃やされた事に気付きました。そして急いでエルサレムに引き返し、主が現れて下さった事をあかししたのです。
《復活は、聖書の約束を確信させ、私たちをキリストの証人とします(36-53)》
二人が、エルサレムの弟子たちのところに行くと、彼らはシモン・ペテロにも主が姿を現されたと話しています。主がご自身がよみがえられた事実を弟子たちが信じるために、40日・・・間何度も姿をあらわされました。彼らの言葉に答え、食事を共にし、大漁の奇蹟をもう一度示なされました。こうして、彼らは主がよみがえって生きておられる事を揺るがない確信としました(1コリ15:5-8)。キリストが約束の通りによみがえられたので、私たちはイエス様をどこまでも信じる事ができます(ロマ8:38-39)。十字架と復活の意味を確信した彼らは、主と共に喜びをもって、キリストの証人として全世界にこの救い主を広め続けています。神の永遠のご計画は、私たちが神の祝福に満たされる事です。罪がそれを台無しにしましたが、神はご自身のいのちを犠牲にして、本来の祝福へと完成して下さいます。