2017年5月21日・・・「創立50年を迎えて」
神の恵みへの感謝と期待わがたましいよ。主をほめたたえよ。主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。主は、あなたのすべての咎を赦し・・・あなたに、恵みとあわれみとの冠をかぶらせ、あなたの一生を良いもので満たされる。
詩篇103篇2~5節
船橋聖書バプテスト教会の前身、海神伝道所は、1967年5月14日・・・に礼拝を開始し、それから半世紀の記念日を迎えた。先ず神に感謝したい。そして共に教会形成に力を尽くされた皆さんに感謝する。
《船橋の選びの感謝》
「測り綱は、私の好む所に落ちた。まことに、私への、すばらしいゆずりの地だ」(詩篇16:6)。船橋の町を開拓伝道に選んだのは、確たる理由はない。宣教師が、海神駅近くに何度か来たことがあるので先ずそこに行こうと言い、飛び込んだ不動産屋から手頃な貸家を紹介され、そこで始めたらと牧師に勧められ、と習志野教会を3人で出発して、2時間後には決まっていた。神学校を卒業し借家に入居、「この町には、わたしの民がたくさんいるから」(使徒8:10)との言葉を思い出していた。それから50年、教会は順調に進展したわけではないが、この町にあったからこそ、多くの兄姉に出会い、教会が形成されたことを感謝する。《福音への感謝》
「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」(ヨハネ3:16)。愚かな罪人を生まれ変わらせ生きる希望と喜びを与え、伝道者に召して派遣し、愛をもって仕え合う共同体形成に携わらせ、多くの兄姉を召し加え、忍耐の限りをもって導きお支えくださった神に感謝する。キリストの福音こそが、その始まりであり、教会の長い歩みを導き支えてくれたのも福音だ。50年の歴史には苦く悲しい思い出も少なからずある。伝道者と教会の未熟、罪深さのゆえに、兄姉たちを無用な苦しみを与え、信仰を傷つけ教会を去らせる結果となったこともあった。しかし神は、それらの失敗を含め、私たちを福音に立ち続けさせ、成長させてくださった。悲しみや困難もすべてが益となって、私たちは今を迎えている(ロマ8:28)。キリストの福音に栄光あれ。共闘の愛兄姉たちに感謝する。