2017年9月24日・・・弟子たちのための祈り
わたしはもう世にいなくなります。彼らは世におりますが、わたしはあなたのみもとにまいります。聖なる父。あなたがわたしに下さっているあなたの御名の中に、彼らを保ってください。それはわたしたちと同様に、彼らが一つとなるためです。
ヨハネ17:11(6-19)
イエス様の大祭司としての祈りの第二の部分、イエス様の弟子たちのための祈りです。ここから私たちの唯一の救い主がどんなお方であり、その方が弟子たちに与えられた使命と、約束された守りを心に刻みましょう。
《父なる神が弟子たちをが御子に下さいました(6-10)》
弟子たちは、父なる神が御子に与えられた者たちです(6:37)。御子は弟子とされた私たちを守り導いて、決して捨てません。弟子たちは神のものです。御子は彼らに「父の御名を明らかにし」、「彼らは父のみことばを守り」ました(6)。彼らは自分たちが神のものである事を知っています」(7)。御子が父のみことばを彼らに与え、彼らは受け入れました(8)。みことばにより、主が父から遣わされた救い主である事を信じました(9)。それ故に、キリストを主と告白した弟子たちは、神のものとされ、そしてその信仰により神に栄光を与え、神を拒む世に勝利しました(1ヨハ4:4)。
《彼らが世にあって守られて証しするように(11-16)》
弟子たちを世に残し父の御許に帰る御子は、父がご自身に与えられた「御名」(一切の地位と御性質と権威と働き)の中に弟子たちを保ってください、と祈られました。神の真実と力の中に、主の弟子たちは守られています。この守りによって、弟子たちは、主を信じ愛し一つになって主に仕えます。主は彼らに、天地が滅びても滅びないみことばを与え、委ねられました。世は、主を憎むように、弟子たちを憎みますが、主は世に留まってあかしする弟子たちを守って下さいます。「あなたがたもあかしするのです。初めからわたしといっしょにいたからです」(15:27)。
《彼らが真理によって聖められ栄光をあらわすように(17-19)》
主は弟子たちがただ悪から守られるだけでなく、みことばによって地上にあっても聖別されるように祈られました(17)。聖書のみことばは、私たちを信仰を与えて救いに導き、十分に整えられた者となるよう守り育みます(1テモ3:15-17)。そしてキリストが父をあかしされたように、弟子たちは御子をあかしして神の栄光をあらわすのです。「わたしは、彼らのため、わたし自身を聖め別ちます。彼ら自身も真理によって聖め別たれるためです」(19)。主は、弟子たちのためにご自身を聖別して献げると祈りにおいて宣言されました。主のために自分をささげよという献身の招きを聞いた事があるでしょう。しかし、イエス様は十字架の前に、ご自身を「弟子である私たちのために」聖別し、ささげて下さったのです。イエス様は、私たちの救いのためにご自身を十字架でささげ、さらに復活されて、いつも天で私たちのためにとりなしておられるのです。私たちが神の元に「聖徒」とされたのは、キリストのこの尊い犠牲のゆえです。私たち自身の意志や努力によってではありません。