2018年7月29日・・・自ら低くなられた救い主
ただ、御使いよりもわずかの間低くされた方、すなわちイエスのことは見ています。イエスは死の苦しみのゆえに、栄光と誉れの冠を受けられました。その死は、神の恵みによって、すべての人のために味わわれたものです。ヘブル2:9(5-9)
記者は救い主をイエスと呼び、御子が人となられたことに言及します。神である御子が人になる事でもたらされた、すばらしい祝福を共に確かめましょう。
《罪によって損なわれた人類の支配権(2:5)》
創造の初めから、神は世界を人類に委ねておられ、それは人類の本来の祝福でした。神は人を地上の生きものすべてを支配させるため「神のかたちとして」造られました(創1:26)。人類は神のみこころと一致し、最高の知恵と力を発揮して、すばらしい世界を完成する働きを担っていたのです。しかし最初の人類が神の命令を破ったため、人は罪と死に支配され、人と人、人と自然との調和が失なわれました(創3:17-18)。罪によって今日・・・も、どれだけ人類の知恵と力が、のろわいや災いになってしまっているでしょう。
《御子は第二のアダムとして人類の支配を回復しました(6-8b)》
記者は、詩篇8:4-6を引用します。詩は、人がどんなに神の祝福をいただいているかを感謝し、神は人に栄光を与え万物を治めさせたと賛美します。これは救い主の預言でした。「人の子」(:6)とイエス様はご自分を呼びました。御子であられたのに「人の子」となられたからです。主は御子を「わずかの間低いもの」とされ、十字架にかけ、死者の中からよみがえらせて「栄光と誉れの冠をかぶらせ」ました(ピリ2:6-9)。そして「万物を彼の足の下に置かれ」、「彼に従わないものを何も残され」ませんでした(ピリ2:10-11)。キリストは「最後のアダム」と呼ばれます(ローマ5:12,14)。最初の人アダムによって罪と死が全人類に広がりました。しかしそれと同様に、キリストの救いのわざによって多くの人が罪から救われ、神の祝福に回復されます。すべての解決と祝福が、信じる者に与えられ、キリストのからだである教会に結びつく事によって完成してゆきます(エペソ1:22)。
《聖徒たちは、キリストと共に世界を支配します(8c-9)》
しかしキリストを信じても、病・死・罪・試練に苦しんでいる現実がありました。迫害が厳しくなり、信仰に失望を感じていた兄姉がいました。聖書が告げる通りですし(使徒14:22)、キリストも先に苦しまれました(9-10)。神が示され、私たちが見た確証と希望は、キリストの十字架と復活だけです。十字架は、聖書の預言された罪の赦しの約束の成就です(9:22イザヤ53:6,1ヨハネ1:7,ローマ8:1)。復活は、イエスが救い主である事、イエスの十字架が罪の身代りである事、イエスが永遠のいのちを与える事の証明です(ローマ1:3-4,1コリ15:17-20,ヨハネ11:25,ローマ8:11)。キリストを信じる者は、神の下さった救いの祝福が完成する事を、イエスの十字架と復活によって確信することができます(ロー8:24-25)。キリストから目を離さないで進みましょう(12:2,1ペテロ1:3-5)。