2018年11月25日・・・新しい完全な契約
しかし今、この大祭司は、よりすぐれた契約の仲介者であるだけに、その分、はるかにすぐれた奉仕を得ておられます。その契約は、よりすぐれた約束に基づいて制定されたものです。ヘブル8:6(1-13)イエス・キリストは十字架にかかられる前に、新しい契約を結ぶと宣言されました(ルカ22:20)。契約とは、約束に基いた関係・結びつきです。聖書に預言されていた新しい契約を実現するためにイエス・キリストは来られました。
《優れた契約に仕える大祭司キリスト(1-6)》
古い契約において、約束の祝福がもたらされる事は、民が契約を守り行なうかにかかっていました。旧約時代の祭司は古い契約の仲介者として仕えていました。それの契約は、戒めを守ればあらゆることが祝福され、破ればさばかれるという「祝福とのろいの契約」です。人は知りながら、また、知らないうちに罪を犯します。そこで、身代りの犠牲をささげて赦される道を、神は用意して下さいました。祭司自身も人々も、罪を犯すたびに犠牲を献げますが、罪の性質はなくなりません。イスラエルの民は、慣れと甘えと反抗がひどくなってゆき、とうとう、神に反逆して、自らのろいを招く事になってしまいました。しかし、大祭司キリストは、より優れた契約を担う、はるかにすぐれた奉仕をされます。失なわれる事のない祝福という「より優れた契約」、天にある本物の神殿でとりなす「より優れた奉仕」、主のみ教えが心に刻まれ・罪を思い起こさない完全な赦しという「より優れた約束」が、この方によってもたらされます。
《古い契約に取って代わった新しい契約(7-13)》
正しい生き方をすれば祝福を受け、悪い生き方する者はさばきを受ける・・・この古い契約は、人が常識的に考えるものです。人の勝手な判断にならないよう、主は正しい戒め(律法)を与えられました。しかし、正しく聖い戒めをイスラエルはあなどって破り、警告されるたびに頑固になって反逆して行きました(6節、エレミヤ31:32)。神は行ないでなく信仰を通して祝福をもたらす新しい契約を、キリストによって与えられました。私たちがキリストを信じる時、主は、私たちの心に神の律法を刻んで下さいます。主の心を知り、実行する事が、喜びであるように私たちを造り変えます(1コリ2:16,1ヨハネ3:9)。信じるすべての人が主を知るように聖霊が教え悟らせて下さいます(1ヨハネ2:20,27)。主はキリストを信じる者を、何の欠点も誤ちもない者とみなし、ご自身に結びつけて祝して下さいます。主の赦しは完全です。もはや罪の過去をむし返される事なく、恐れずに主と共に歩めます(ローマ8:1,33)。
罪に厳しかった神が、「キリストを信じる信仰のみ」で罪人を赦して救うと告げる福音に、安易で虫が良すぎないか、と戸惑うかも知れません。しかし主は、私たちを愛しあわれんで、この赦しと祝福を与えるために、御自身のひとり子を犠牲にされました。