2019年1月27日・・・キリストによって神に近付こう
また私たちには、神の家を治める、この偉大な祭司がおられるのですから、心に血が振りかけられて、邪悪な良心をきよめられ、からだをきよい水で洗われ、全き信仰をもって真心から神に近づこうではありませんか。ヘブル10:21-22(19-25)
手紙はこれまで、キリストの十字架の犠牲がどんなに完全であるかを記してきました。キリストを信じる事で、私たちは罪を赦され、神の前に完全な者として受け入れられました(ヨハネ6:37)。ここに信仰によって救われた者の祝福が証しされています。
《生ける道であるキリストと共に歩みます(19-20)》
キリストを信じた者は、キリストの血(犠牲)によって、大胆に神の臨在に入れます。また、キリストと結ばれました。父なる神は、キリストと共にあるクリスチャンを大手を広げて迎え入れて下さいます。キリストの肉体は、聖所の入口である「垂れ幕」となって、信じる者を迎え入れます(ヨハネ10:19)。キリストが生ける道として、私たちを神の元まで、守り導いて下さいます(ヨハネ14:6)。
《真心から神に近づけます(21-22)》
キリストは、十字架で死なれただけでなく、三日・・・目によみがえられて今も大祭司(神と人との仲立ち)として働いておられます。信じた時に、完全に神のものとされ、子どもとして受け入れられ捨てられない完全な立場をいただきました。しかし、罪に支配されていた性質や習慣、弱さは残っています。罪を犯してしまった時、弱さを覚える時は、キリストのもとに行き、告白して赦しと聖めをいただけば良いのです(1ヨハネ1:8-9)。ですから、恐れずに主に信頼して神のもとに行くことができます(ローマ8:32)。主は祈りに耳を傾け答えて下さいます。礼拝によって神を拝せます。聖書を読んで、主の約束・願い・みわざを知り、聖霊も働きかけて悟らせて下さいます。主を覚えて労する時、主は共におられます(マタイ11:29)。
《希望を告白し続けるのです(23-25)》
聖書の約束は、すべてその通りに成就し、主は信じる者を決して失望させません(ローマ10:11,2テモテ2:13)。ですから、試練の中でも信じ従い続けましょう。動揺しないで希望を告白し続け、励まし合うのです。聖書は正直に伝えます、敬虔に歩もうとする者は困難に遭います。しかし苦難の中で守られ勝利できます(ヨハネ16:33)。新約の多くの手紙は、失望や困難にある人々を励ますために書き送られました。私たちの試練は、信仰の先輩や同胞も経験した事ですし、主は試練と共に脱出の道も備えています(1コリント10:13)。共に集い、共に励まし合いましょう。教会は、クリスチャンの励ましと訓練のために立てられました。立派そうに見えるクリスチャンも、聖書にある通り、始めからそうではありません。主が、弱く罪深い一人一人を愛して救って、訓練し成長させて下さったのです。主のもと、教会に留まりましょう。問題があっても主が必ず解決して下さり、豊かな義の実を結ばせて下さいます。主は私たちを祝そうとしておられます。