2019年9月29日・・・喜んで仕え合うために
あなたがたの指導者たちの言うことを聞き、また服従しなさい。この人たちは神に申し開きをする者として、あなたがたのたましいのために見張りをしているのです。ですから、この人たちが喜んでそのことをし、嘆きながらすることにならないようにしなさい。そうでないと、あなたがたの益にはならないからです。ヘブル13:17(17-19)
仕えること働く事は人間の特権です。世界を創り保っておられる主はいつも働いておられます(ヨハネ5:17)。そして人も神と共に仕えるために神のかたちとして創られました。罪が入って働く事は苦しみともなりました。しかし救いにより仕える事は大きな喜びと祝福となりました。特に教会においてそうです。仕え合う喜びが守られ増し加わるために、与えられた命令を共に確かめましょう。
《指導者に従い協力する(17)》
聖書は、指導者のことばを聞き指導に従うよう命じます。教会の指導者は、神の羊である教会の人々の守りと祝福のためにキリストが立てた器です。大牧者であるキリストは、神の羊のために労しいのちを捨てられました。このキリストにならって、羊が幸いの内に守られ成長するために働くのです(ヨハネ10:10-11,15)。指導者は、たましいの見張り番として神の前に責任を負っています(使徒20:28,1ペテロ5:1-3)。羊である信徒が牧者である指導者に従う事で、牧者は喜んで働く事ができ、それが羊の幸いとなります。牧者の言うことを羊が聞かなかったら、群れはばらばらで、牧者が苦労するだけでなく、羊は疲れ、危険であり、栄養不足になります。牧者の言うことを羊が良く聞くならば、群れは一つにまとまり、牧者は喜んで働くことができ、羊は元気で、安全で、満ち足りることができます(詩篇23)。
《共に祈る(18-19)》
記者は祈りを要請しています。彼は正しい良心をもって仕えていると確信していました。善悪や正邪を正しく判断する力を主が召しと共に備えられ、彼ら自身も「何事についても正しく行動したい」と努めていました。伝道者たちが正しく祝されて働くために一番必要なのは、彼らのために祈ることです。祈りの効果は目立たなくとも絶大です。祈る事は主のみこころの中に各自の意識を置き、従わせる事です。祈りなくして実のある働きはできません。祈りの結果、互いが主が何を願っておられるかを知る事ができます。こうして互いの意思疎通が確かになり、共に主に従う事によって一致できます。主にあって一致するならば、主は御自身の群れを自在に導き用いることができます。祈りによって各自がみこころを行なう知恵と力に満たされます。祈りによって人は主に近付き、みこころを成しとげる力に満たされます。こうして正しい知識と行なう力をいただき、主の最善の御計画が実現するのです。「早く戻れるように、なおいっそう祈ってくださるように」と要請します。熱心に祈るならば、問題が解決してより早く彼らのところに行くことができ、共に試練に立ち向かうことができるからでした。指導者に一致をもって協力する事によって、そして互いに祈る事によって、教会は生き生きと喜んで主に仕え、主の栄光をあらわすことができます。ラグビーの精神「OneforAll,AllforOne」と同じです。