2020年5月10日・・・主を恐れる女はほめたえられる
麗しさは偽り。美しさは空しい。しかし、主を恐れる女はほめたたえられる。彼女の手が稼いだ実を彼女に与え、そのわざを町囲みの中でほめたたえよ。箴言31:30-31(10-31)
ソロモン王による知恵の格言集である箴言は、婦人を祝福する詩をもって閉じています。母の日・・・を記念し、祝された婦人の詩として有名なこの箇所から、主の祝福の道を共に確かめましょう。
《主を恐れる妻・母は家の宝です(10-12)》
100年前まで真珠は限られた人しか所有できない貴重な宝石でしたが、「しっかりした妻」は、高価な真珠より遥かにすばらしい価値がある、と聖書は教えます。しっかりしたとは、価値ある、高貴な、能力に富んでいるという意味です。それは男性に当てはめると「有力者、軍勢、力ある者、勇気ある者」、婦人に当てはめるなら、しっかりした、忠実な、勇気ある、そして能力を発揮するという意味でしょう。互いに信頼で結ばれているしっかりした女性は、すばらしい助け手・母であり、家の宝です。《信仰の実践は家を祝福に導きます(13-23)》
記者は婦人の勤勉な働きにより夫も家も豊かに祝福されることを伝えます。当時は各家が産業の担い手でしたが、彼女は朝から家の者全員の食事を手配し、家の管理者として使用人に指図しました。家の中だけでなく、畑を手入れし、さらに新たな畑を広げました。夜は裁縫をして衣服を作りました。このように勤勉の模範となって、家の者、使用人も誠実に労する者とし、家は繁栄したのです。また、彼女は、家人ばかりでなく、周囲の困難にある人々を援助します。冬に備えて暖い着物を用意し、敷物を作り家を整えました。こうして寒い季節にもみなが安心して生活できました。居住まいが整う事で、みな健康で働き、家は豊かにされます。こうして家族は周囲の尊敬を得、夫は彼女に支えられて、評判と地位に恵まれました。それだけでなく彼女は、作った衣服や帯を売って家計を支えました。