2020年5月31日・・・天での再会の希望
イエスが死んで復活された、と私たちが信じているなら、神はまた同じように、イエスにあって眠った人たちを、イエスとともに連れて来られるはずです。
1テサロニケ4:14(13-18)
復活と再会の希望を伝える箇所です。ここからキリストの救いによって与えられた、死に対する解決と再会の希望を確かにしましょう。
《死んだ兄姉についての悲しみ(13)》
神はご自分の民に、天国を受け継ぐと約束されました。しかしテサロニケの教会の人たちは仲間の死を悲しみ続けていました。彼らは自分たちが生きている間にキリストが天国に迎えに来ると期待していましたが、そうならなかったためでした。彼らの失望の原因は、彼らが聖書の教える復活の希望について、十分知っていなかったためでした。キリストの十字架と復活を信じれば、だれでもその時に救いをいただきます。しかしその後救いと聖徒の歩みについて、聖書の教えを深め訓練される必要があります。そのために主が立てられた教会に留まって成長しましょう。
《主の復活に基く約束の確かさ(14-15)》
キリストの救いを改めて確認しましょう。それは、全人類が直面している罪と死の危機にたいする根本的な解決を与える救いです。すべての人は、罪を犯した(=真の神を知らず、神に従わない)ために、神のさばきを受けなければなりません。それが死であり死後のさばきです。神は人類を愛し、私たちを罪と死から救うために、ご自身の御子を救い主として私たちの所に遣わし、人の罪を負って十字架でいのちをささげて下さいました。そして聖書の約束の通りに三日・・・目に復活し、罪と死から解放される道を切り開いて下さいました。キリストは今私たちのために神にとりなし、守っておられます。この救いはキリストの十字架と復活を信じる信仰を通して信じる者すべてに与えられます。主は、聖徒をよみがえらせ(ヨハネ6:39-40)、迎えに来ると約束されました(同14:3,使徒1:11)。
《聖徒の再会の希望(16-18)》
パウロは、キリストが迎えに来られ聖徒をよみがえらせる約束が、どのように実現するかを詳しく教えました。世界中の人にはっきりと見える形で、キリストが迎えに来られます。そして初めにキリストにある死者がよみがえり、生きていた聖徒も朽ちない体に変えられます。そして共に主の栄光の中に引き上げられ、空中で主と会います。こうして聖徒はいつまでも主と共にいることになります。キリストの復活は、聖徒の復活の初穂です(1コリント15:20-28)。私たちが永遠に主と共に生きるためには、朽ちない体・霊的なからだが必要です。キリストご自身が、朽ちない体をもって復活し、信じる者に与えられる永遠のいのちを証明されました。キリストを信じる者にとって、死別の悲しみはありますが、永遠の別れではありません。私たちに必要なのは、まずキリストを信じて救われることです。そして救われたら、残された方々も共に天国の約束に与って再会できるように救いを伝えましょう。