2020年8月30日・・・主が定められた男女の秩序
しかし、あなたがたに次のことを知ってほしいのです。すべての男のかしらはキリストであり、女のかしらは男であり、キリストのかしらは神です。
1コリント11:3(1-16)
パウロはこの章の冒頭で、コリント教会の事をほめつつ、男女関係の混乱を正していきます。本来、男女の関係はどうあるべきだと聖書は教えているでしょうか。
《神、男、女の順は、創造主の定められた権威の秩序です(3-6)》
創造主は、三位一体の交わりにおいても父>子>聖霊の秩序を保っておられ、この神が創造の時から「神>男性>女性」の権威の秩序を定められました。また神の権威は、力のある者が支配し従わせる世の権威と異なっています。不当な男性の支配に反発して男性の権威に反発する女性たちもいましたが、支配権を争うのは御心にかなわない解決方法でした。聖書の解決法、本来の権利のあり方を回復することです。それは、キリストが私たちに仕えいのちを献げて下さったように、権威ある者が仕え、権威の下にある者は、権威ある者を尊敬し従うのです(マタイ20:25-28)。これが神が男女の間に立てられた秩序です。結婚の教えにも明確に語られています(エペソ5:21-28)。
《男女は、主が定められた秩序を守る事で神の栄光を現します(7-13)》
使徒は、教会の女性に神の秩序に従う証しとして長い神とかぶりものを付けるよう命じました。それが権威に服す印だったからです。聖書は記します。かしらである男が最初に造られ、女は男(アダム)の助け手として、男の脇腹から造られました(創世2:18)。助け手は神にも用いられるように、弱く劣った者でなく「力ある援助者」です。子を産む力は女に与えられ、男も女から産まれます。神の定めた秩序は、男女どちらかが強いとか、どちらかが価値がある、という価値判断によるものではありません。価値や力によって差別したり支配するのは、罪の結果です(創世3:16)。仕え尊敬する秩序の中で、愛と従順によって互いにいたわり合うのが主の立てられた秩序なのです(1ペテロ3:1-7)。
《これは自然も証ししている、教会全体に共通する秩序です(14-16)》
男性は年齢と共に髪を失い、豊かな髪の毛は美の象徴として、権威に服するしるしとして女性に与えられました。異教の習慣、罪の影響によって男女の秩序が乱れている事もあります。自分に与えられた性を受け入れられない苦しみを負う方もいます。男女の秩序のみならず、多方面で神が定められた幸いな秩序が罪によって損なわれ、混乱してきました。しかしキリストの救いが完成する中で、主は私たちを混乱を本来の祝福されたあり方に回復してゆきます。地上では、罪との戦いはなくなりません。しかし、やがて来ようとしている天国において救いは完成し、全き感謝と喜びと平安に入れられます。私たちはこの望みと共に救われたのです(ローマ8:23-25)。