2020年12月13日・・・救いの拠り所、十字架と復活の福音
兄弟たち。私があなたがたに宣べ伝えた福音を、改めて知らせます。あなたがたはその福音を受け入れ、その福音によって立っているのです。1コリント15:1(1-5)福音は、イエス・キリストを信じて救われるための知らせであり、同時に、そこに留まり続けてクリスチャンとして完成するための教えです。
《福音こそ一番知るべきこと・人生の土台・完成の力です(1-3a)》
聖書の教える救いとは「罪と死からの救い」です。なぜこの救いが必要なのでしょう。神の栄光をあらわすために神は私たち人間を創造されました(イザヤ43:7)。神の栄光をあらわす、とは「神の恵みに感謝し神と共に喜びあって、神のすばらしさをあらわす」ことです。
しかし人類は神に逆らい神との契約を破ってしまったため、神との愛と信頼の結びつきを破壊してしまいました(ローマ3:23)。「罪」とは「まとはずれ、本来のあり方を損なっている状態」です。死は「断絶」です。神との結びつきが絶たれ、いのちが尽きて死に、死後に神の審きを受けて神の恵みから永遠に断たれることになります。人は自分でこの危機を解決できません。
キリストは私たちを罪と死から救い出し、神との結びつきを回復して下さいます(ローマ3:24)。贖い(身代りの犠牲である十字架)を通して、価なしに義(神の前に正しい)と認められるからです。この救いを神は、恵み(受ける価値のない者への愛の贈り物)として与えてくださいます。ただキリストを信じることにより救われます。また福音は、人を信仰から信仰に進ませ救いが完成します(ローマ1:16-17)。福音は神が伝える最も大切な知らせです(:3a)。