2021年3月21日・・・目を覚まし、堅く信仰に立ちなさい
目を覚ましていなさい。堅く信仰に立ちなさい。雄々しく、強くありなさい。1コリント16:13(8-14)
パウロは、働き人たちの動向を紹介しつつ、教会また聖徒一人ひとりがしっかりと立つように勧めています。。
《奉仕者が各々主に導かれて仕えていることを覚えましょう(8-12)》
コリント教会を開拓したパウロは、この教会の祝福のため、そして今は混乱状態から立ち直れるよう尽力し続けていました。しかし今、迫害の困難の中にあったエペソ教会の支援の働きが落ち着くまでそこを離れられませんでした。彼は、テモテを推薦します。彼はいつもパウロを助け、共に労苦してきた忠実な奉仕者でした。パウロはコリントの教会に、テモテが安心して働けるよう、信頼し尊敬するように命じました。アポロは雄弁な説教者として有名な伝道者で、パウロのあとコリントで奉仕し用いられました(使徒18:24,27)。パウロはコリント教会のためにとアポロにコリント教会を助けてほしいと強く要請しましたが、彼の重荷は別にあったので、今のところコリントに行く意思は全くありませんでした。上記のように伝道者は、それぞれの働きと重荷、賜物があります。来てほしい、留まってほしいとしても、「主のみこころ」でなければ実現しません。《教会として一聖徒として主に結びついて自立できるように(13-14)》
奉仕者の助けや教えが必要と願っていても、思い通りにならないこともあります。願い通りにならなくても、主は、それぞれにとって最善を導いておられます。互いに祈って導かれているのですから、その導きを主の最善と受け止めて、信頼します。主はすべての事を益としてくださいます(ローマ8:28,1コリント10:13)。ですからパウロは勧めます。(1)目を覚ましなさい。そのために、聖書に親しみ、祈り、集まり続け、教えの実践に務めます。(2)堅く信仰に立ちなさい。そのために主をいつも思い、福音を土台に据えましょう。(3)雄々しく強くありなさい。勇気や力は主が与えて下さいます。主を恐れる時に、他のものを恐れなくされます。(4)一切のことを愛をもって行いなさい、と。クリスチャンとして自立している、とは、キリストと同じように、主ご自身に全く頼り従っている事です(ヨハネ5:19,2コリント13:8)。そして、兄姉が同じように自立していけるように助けます。