2021年8月29日・・・御霊に仕える資格
神は私たちに、新しい契約に仕える者となる資格を下さいました。文字に仕える者ではなく、御霊に仕える者となる資格です。文字は殺し、御霊は生かすからです。2コリント3:6(4-9)
神の働きを担う「資格」はどのように与えられるのか、パウロたち伝道者の証しを通して、確かめましょう。
《仕える資格は神から与えられるもの(4-5)》
確信がなければ、困難な働きは全うできません。その確信を与えるのは、主であるキリストです。キリストの資格と確信は、父なる神から与えられました(ヨハネ8:29)。そして主の奉仕者として仕える確信は、キリストによって与えられます(ヨハネ15:16)。その資格は、人の力や働きによらず、ただ神の恵みによって与えられたものです。すべての人は罪を受け継いで生まれ、罪の道を歩んでいました。ただキリストが恵みによって私たちを救い、そして福音を委ね、伝えるように命じてくださいました(マルコ16:15,マタイ28:19-20)。実績も資格も主が恵みによって与えて下さったものです(1コリント15:10)。《神が下さった資格は、御霊に仕える者となる資格(6)》
世界の歴史はキリストの誕生の前後で紀元前(BC)、紀元後(AD)に分かれます。神の人類への契約(約束・命令・規定)も、「古い契約」(旧約)、「新しい契約」(新約)と呼ばれます。新旧の契約の違いはこうです(エレ31:31-34)。古い契約は「文字は殺す」とあるように、正しい事を示しても人に実行する力がないため、罪と死に定めます。しかし、それは同時に、新しい契約に導く養育係であり預言でした。新しい契約は「御霊は生かす」とあるように人を生かします。キリストの福音は御霊と共に働き、永遠のいのちを得させます。キリストは、旧約の預言を成就するために来られ(マタ5:17)、聖霊を送られました。聖霊は信じた人を新しく生まれさせ、罪をきよめ、神と共に生きる者とします(ヨハネ3:3,6:63)。