2022年3月6日・・・奉仕がもたらす限りない恵み
神はあなたがたに、あらゆる恵みをあふれるばかりに与えることがおできになります。あなたがたが、いつもすべてのことに満ち足りて、すべての良いわざにあふれるようになるためです。2コリント9:8(8-15)
8章から続く支援献金に関する教えの最後の部分です。この箇所を通して、朽ちない満たしを与えられる道を確かめましょう
《第一に主は、「蒔く種」と「義の実」を増し加えて下さいます(8-10a)》
主は人類を祝福しようと計画して、世界を創造されました(エペソ1:3)。人類は、罪のために神の祝福を受けられなくなってしまいましたが、主は御子を遣わし十字架に掛けて、罪の赦しを与えてくださいました(ローマ6:23)。主は、求める者にあらゆる恵みを与えてくださいます(マタイ7:7)。御子キリストの義、すなわち十字架と復活の救いは、決して失なわれず完成し、すべての祝福をもたらします。また主は、信じた者にこの救いを広める務めを与えました(マルコ16:15)。教会は福音とキリストの恵みを委ねられたのです(エペソ1:22-23)。そして、主のみこころを第一に行なう者にはすべての必要、「蒔く種、食するパン」を満たしてくださいます(マタイ6:33)。
《第二に、感謝を通して奉仕は聖徒たちを祝福で満します(10b-12)》
主は、義の実を増し加え、ご自身の働きに必要な、証し、各自の成長、教会の成長をも導いてくださいます(エペソ4:15,2テモテ3:16-17)。「受けるより与える方が幸いである」と教えられた通り、受けることにおいても与えることにおいても、愛することにおいても愛される事においても豊かにされます。主の祝福は、欠乏を満たすだけでなく「増々豊かに」されます。「神は喜んで与える人を愛してくださるのです」(7)とあるように、主は与える者を祝福で満たし、恵みの賜物を分かち合い、共に喜ぶ関わりが生まれます。献金、支援、奉仕、愛のわざを私たちに命じているのは、それが行なえるように主が救って下さったから、そして主がそのわざを通して、私たちを祝福してくださるからです。
《第三に、奉仕は、物質的な祝福だけでなく、霊的祝福を満たします(13-15)》
支援の奉仕は、信仰の告白に従順であることの証しです(13a)。キリストを信じ告白することによって、罪を赦され新しく生まれました。すなわち、神を愛し神の愛に生かされるように新たに誕生したのです。救われる前の罪の支配の下では、自分の欲望に囚われ、神を拒み自分中心に生きていました。自己中心の肉の愛はあっても、神の愛、無私の愛はそこにありません。しかし、信仰によって新しく生まれた者は、神の愛に生かされ、神の愛によって愛し合うように変えられました。これが救われた者の証しです(1ヨハネ3:14)。こうして、主にある兄弟同士が愛し合っていることを知った人々は、キリストによって変えられたことを(本人も周囲の人々も)知って、神を崇めます(使徒5:13-14)。支援が祈り合う結びつきを深め、互いに祈り合う中で、愛と信頼が増し加わります。さらに有形無形のことばに現わせないほどの祝福をもたらします。そして「いつも喜び、絶えず祈り、すべてのことで感謝する」命令を自然に実行するのです。