2022年5月15日・・・受け嗣ぐべき私たちの信仰
聖書はこう言っています。「この方に信頼する者は、だれも失望させられることがない。」ローマ10:11(8-13)
当教会は1967年5月14日・・・に京成海神駅に近い長家の一部屋での集会から始まり、今年で創立55年を迎えました。創立記念の礼拝を通して、私たちの教会の出発点また土台である「信仰」を共に確かめましょう。
《第一に、救い主を証しする聖書への信頼です(1-8)》
律法(旧約聖書)が「目指すものはキリスト」である、とパウロは告げます。主イエス様も「聖書は、わたしについて証ししている」と告げました(ヨハネ5:39)。そして神に受け入れられ神と共に歩む「義」は、キリストを信じることによってです。主はご自身こそ「道であり、いのちであり、真理である」と証しされました(ヨハネ14:6)。また彼は告げます、信仰(による救い)のみことばは、あなたの近く、口、心にあると(10)。天から来られ十字架で死んでよみに下され復活された御子キリストが、救いの福音をもたらされました。聖書のことばは、分かることばで伝えられ、聞き、告白できます。そして、心に留まり生きて働いて、私たちを内側から造り変えます。この聖書を読み親しむ時、聖書は時代や文化を超えて、いつでもどこでも真理を正しく伝えてくれます(詩篇119:105)。
《第二に、十字架と復活を信じて救われるとの福音への信頼です(9-10)》
人は、神と共に歩み、神を信じ、喜び、感謝し、神と共に働くために造られました(創世記1:27)。しかし、神のことばを破る時、神が警告されたように人は「死」にました。死は、神との断絶、神と共に生きられない状態を指しています。罪に支配された人類はこの現状から自分を救い出せません(1ヨハネ3:4)。しかし、神である御子は、人となって私たちのところに来てくださいました。聖書の預言の通りに、私たちの罪のために死なれ、三日・・・目によみがえられました。それは、私たちが罪を赦され、キリストと共に罪と死に勝利するためです(ヨハネ3:16,エペソ2:8)。「なぜなら、もしあなたの口でイエスを主と告白し、あなたの心で神はイエスを死者の中からよみがえらせたと信じるなら、あなたは救われるからです」(9)。
《第三に、信じた者を失望させないキリストへの信頼です(11-13)》
信仰は一度信じて終わりではなく、クリスチャンとしてのスタートです。キリストを信じてクリスチャンとして歩む道は、幸いですが、多くの困難をも経験します(使徒14:22)。しかし聖書は、試練の中で私たちを慰め、励ます主の約束をたくさん告げています。それを読み、覚え、蓄えていく時、私たちは聖書のみことばによって支えられてゆきます。約束や教えだけでなく、試練を経験した多くの先輩たちの体験や証しが出てきます。私たちは、聖書と神の守りと導きの中で、主に信頼することを学び、信頼して良かった、信頼して守られた、と体験を重ねていきます。こうしてより大きな試練にも耐えられるように強められていくのです。冒頭の聖句にある通りです。私たちは、この三つの信頼によって、救われ支えられてきました。この主への信頼を受け継ぎ伝えてゆきましょう(ローマ1:16-17)。