2023年5月28日・・・私たちの罪と救いの必要
そこで、ペテロは彼らに言った。「それぞれ罪を赦していただくために、悔い改めて、イエス・キリストの名によってバプテスマを受けなさい。そうすれば、賜物として聖霊を受けます。この約束は、あなたがたに、あなたがたの子どもたちに、そして遠くにいるすべての人々に、すなわち、私たちの神である主が召される人ならだれにでも、与えられているのです。」使徒2:38-39(22-39)
今日・・・は復活祭から50日目の五旬節の日です。この日に主イエス様は天から大音響と共に教会に聖霊を下しました。聖霊に満たされた弟子たちは、諸国から来ていた人々に、それぞれの国のことばで神のみわざを語り、彼らは驚きました。この機会を捉えてペテロが使徒たちと共に伝えたキリストの救いのことばを受けましょう。
《あなたがたはイエスを十字架につけて殺しました(22-23)》
神は「ナザレ人イエス」によって力あるわざ・不思議・しるしを行なって、この方が神に遣わされた方であることを証ししました。神が定めた計画と予知によってイエス・キリストは、祭司長たちに引き渡されました。キリストの十字架の死は、詳細まで預言されていた神の計画でした。神は悪に誘惑しませんが、彼らがどう考え行動するかを予知し、それを許しました。この方を、彼らはイエスが無実と知りながら、自分が責任を負うと言って、異邦人(総督ピラト)に強要して十字架につけて殺させました(マタイ27:23-25)。
《この方は復活により主であることを証明した救い主です(24-36)》
神は、イエスをよみがえらせました。神であるイエスが死に支配されることはあり得ません(使徒16:10)。ペテロたち使徒や弟子たちはみな、イエスが復活されたことの証人です(:32)。復活して神の右に上げられたイエスが、聖霊を注ぎ、自身が生きて働いておられることを証明しました。ペテロは改めて彼らに、あなたがたは主であり救い主であるイエスを十字架につけた、と告げました(:36)。ピラトに引き渡した指導者たち、十字架につけろと迫った群集だった人はもちろん、イエスは救い主でない、自分には関係ないと考える人も、イエスを十字架につけた者です。十字架刑は、その人は自分たちに必要ない、いない方がいい、と宣告する刑罰だからです。私たちも同じ考えでいたのではないでしょうか。
《救われるために信じてバプテスマを受けなさい(37-39)》
このメッセージを聞いて心を刺された人たちは救いを求めました。聖霊の導きです。ペテロは答えました、罪を神に赦していただくために神に立ち返りなさい、そしてイエス・キリストの名によってバプテスマを受けなさい、と勧めます。バプテスマは、十字架にかかったイエスは救い主だと信じる告白です。その時、聖霊を受け、聖霊は、キリストの罪の赦しと永遠のいのちをもたらします。救いは恵みによって与えられる賜物です。この救いの約束は、すべての人に与えられています。今聖書の福音を聞いているあながたに、あなたがたの子どもたちに、私たちを含め、遠くにいるすべての人にです。わたしのところに来なさい、と主はすべての人に呼びかけています(1テモテ2:4,6)。この方を心に信じ口で告白する時、あなたも罪の赦しと永遠のいのちの救いを与えられます(ローマ10:8-10)。