2023年6月4日・・・キリストが私たちを選び任命した
あなたがたがわたしを選んだのではなく、わたしがあなたがたを選び、あなたがたを任命しました。それは、あなたがたが行って実を結び、その実が残るようになるため、また、あなたがたがわたしの名によって父に求めるものをすべて、父が与えてくださるようになるためです。ヨハネ15:16(12-17)この約束は、使徒たちだけでなく、主を信じた弟子たち全員、つまりキリストを信じてキリストのものとされたクリスチャン全員に与えられた約束です。この約束が成就するために、神が私たちに与えた祝福とチャレンジを確かめましょう。
《主がくださった愛により互いに愛し合い、愛の実を残します(12)》
「わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合うこと、これがわたしの戒めです」(12)。神はまず(世界を創造する前から)私たちを知り、私たちを大切なものとしてくださいました。すべての祝福を注いで完全なものにするため、キリストにあってご自分の子にするために世界と私たちを創造しました(エペソ1:3-5)。主が与えた戒めは、慕わしい、また主にあって可能な戒めです。そのために主は罪から救い、新しく生まれさせ、ご自身と共に生かしてくださいました。こうして主が命じられると、主のことばを信仰を通して実践できるようになりました。主が命じるとペテロが主がされたように水の上を歩きました(マタイ14:28)。
《主は私たちに命令を与え行なわせ、自身の友としてくださいました(13-16)》
主の愛は、自分の友のためにいのちを捨てる最大の愛です(13)。その最大の愛をもって主は私たちを友としてくださいました(ローマ5:6-8)。主の命令を実行することは、神によって生まれ、主の友とされたことの証拠です(14)。愛に満たされるとき、相手の願いを行うことは重荷でなく喜びとなります。大切なわが子、大好きな友や、愛する方の喜ぶために何でもしてあげようとするのと同じです。神が自分を愛してこれほどまでにしてくださった事を知った時、私たちは尚のこと神を喜ばせたいと願い、それが行動に現われます(1ヨハネ5:3)。神は、私たちを友として子どもとして、ご自身のお考えを知らせてくださいます。そして、私たちを教え、訓練し、助け、共に労してくださるのです(マタイ11:28-30)。《主は、先に私たちを選び、ご自身の働きに任命されました(16-17)》
「あなたがたが互いに愛し合うこと、わたしはこれを、あなたがたに命じます」(17)。神は先に私たちを愛し選んでくださいました。さらに、私たちをご自身の働きを担う者に任じてくださいました(マタイ28:18-20)。その目的は二つです。1つめは、実を結びその実が残ることです。それは愛の実、いつまでも残ります(1コリント13:13)。2つめは、神のみこころと一致し、願いをすべてかなえていただくことです。それによって神の栄光があらわれます。これこそ神が切望している被造物の栄光です。キリストを信じた者はキリストと一心同体にされました。神は、私たちの幸い、最善を願っておられます。