2023年7月23日・・・御国を受け継ぐ者として
「キリストにあって、私たちは御国を受け継ぐ者となりました。すべてをみこころによる計画のままに行う方の目的にしたがい、あらかじめそのように定められていたのです。」エペソ1:11(4-14)(嶋田靖史)
≪神はあらかじめ定めておられた≫
世界の基が据えられる前から、神は私達を選ばれて救いに導かれた。神は人をご自身に似た者として創造された。神の国の民として、神を賛美し栄光を讃える為に造られたにも関わらず、人は自由意志を与えられた結果、誘惑され、罪を犯す。それでも神は人を愛しておられ、救いの為にイエスを十字架に掛けられた。なぜ、人に自由意志を与えられたのか?このことも、神があらかじめ定めておられたことである。神が愛をもって私達を造られ、神をほめたてるために存在し、イエスによって自分の子にしようとあらかじめ定めておられた。
≪時が満ちて計画が実行された≫
実行に移された計画とは。イエスを地上に遣わされたこと、罪を贖うために十字架で死なれたこと、墓に葬られて3日・・・後に復活されて死に勝利されたこと、である。人となられたイエスの苦しみは絶望的なものであった。「わが神、わが神、どうして私をお見捨てになったのですか」(マタイ27:46)父なる神に見捨てられ、苦痛なる絶望の叫び。苦しくても定められた計画に沿って、時が来て実行に移された。イエスはこの時の為に、ただ死ぬ為にだけ生まれて来られた。私達は霊的には死んでいる状態であった。神に似て造られた私達は生きる必要がある。生きる唯一の方法はイエスを自分の救い主として信じることである。
「みこころの奥義」(エペソ1:9)とは何か?イエスの十字架による福音によって全人類に救いの御手が延ばされた。ユダヤ人だけでなく異邦人である私達にも神の愛がキリストによって与えられることとなった。これが奥義であり、イエスにある栄光の望みにより苦しみの時でも、幸福な時でも満たされることである。
≪御国の完成の為に仕えよう≫
私達は聖霊によって信仰告白に導かれ、御国に入る約束を頂いた。「聖霊は私たちが御国を受け継ぐことの保証です」(エペソ1:14)。ただ愛と恵みによって、御国を受け継ぐことができる。いつの日・・・かイエスは再臨され御国は完成される。その時まで地上において私達は福音宣教の使命を与えられている(使徒1:8)。多くの方が福音を届けられるのを待っておられる。御国を受け継ぐ者として主と教会に仕えていくことを覚えていたい。私達が御国を受け継ぐ者として、喜びをもって教会に仕えるなら、それはイエスに栄光を帰すことになる。私達は無力であっても、三位一体の神が共にいて働いて下さること。神が立てられた計画は必ず成就することを覚えよう。