2024年1月7日・・・正しい人の祈りは大きな力
ですから、あなたがたは癒やされるために、互いに罪を言い表し、互いのために祈りなさい。正しい人の祈りは、働くと大きな力があります。ヤコブ5:16(12-18)
忍耐の必要を前回確かめたのに続いて、実を結ぶために「祈り」がどれほど力ある働きをするのかを確かめましょう。
《誓うのではなく、むしろ祈り賛美しなさい(12-13)》
主は誓いそのものを禁じたのではありません(ヘブル6:16)。何にかけて誓うかで誓いを等級づけ、聖い誓いを人の都合で汚していたからです。誓いそのものより大切なのは主への信頼と従順です。みこころを求めて主に従っていれば、主がご自身の真実の内に守ってくださいます(2テモテ2:13)。この信仰に立てば誓う必要はありません。誓いに甘えることは、主との真実な関係の邪魔になりかねないのです。「はい」は「はい」「いいえ」は「いいえ」だけで十分です。記者ヤコブは、苦しみの時には祈り、喜びの時には賛美しなさいと告げました(:13)。苦しみの時には主に祈り求めましょう。主が平安の内に守ってくださいます(ピリピ4:6-7)。喜びの時には主に感謝して賛美しましょう(詩篇103:2)。さらに、苦しくても主の最善を信じて賛美し、喜んでいても謙遜に主に頼って祈ることをめざしましょう。1テサロニケ5:16-18に、「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべてのことにおいて感謝しなさい......」とあるようにです。また主はエレミヤを通して「わたしを呼べ......」と祈りの答えを約束しています。
《祈りは力ある働きをします(14-18)》
困難の時には、祈りの要請をしましょう。祈りは、病をいやして立ち上がらせ、罪の赦しに導きます。「互いの罪を言い現わし」ましょう。罪を告白する時、主は私たちの罪を十字架の贖いをもって赦し、私たちを義としてくださいます。こうして主は、神との交わりまた互いの交わりを回復し、力ある祈りに導きます。主の栄光のために主は私たちを選び救ってくださいました(ヨハネ15:16)。私たちは行って実を結び、その実が永遠に残るのです。また主の名によって父に祈り求めるものが、実現します。主がそうであったのと同様にです(マタイ7:7,ヨハネ11:41-42)。エリヤが祈りによって偉大な働きをしたように、私たちも主に豊かに用いられます。彼は主によってアハブ王に、雨が降らなくなると宣言し、その通りになりました。また彼が祈ると大雨が降りました(1列王17:1,17,18:1,45)。彼は主によって勝利しましたが普通の人でした。主に用いられたエリヤの証しは、後にキリストによって力ある働きをする、私たちの予表です。主は私たちにも共にあって、聖書の約束を実現してくださいます(マタイ28:20,使徒1:8)。
祈りによって、主がなされたように力あるわざを成すことができるように、主は私たちを救ってくださいました。救いの内を歩み、祈りをもって神のみわざのために用いていただきましょう。