2024年4月14日・・・救いにより祭司とされた
あなたがた自身も生ける石として霊の家に築き上げられ、神に喜ばれる霊のいけにえをイエス・キリストを通して献げる、聖なる祭司となります。1ペテロ2:4-5(1-10)
この箇所で使徒は、キリストを信じて救われた者が、どんな立場に置かれるのかを伝えています。救いによって聖徒は「聖なる祭司」とされます。この約束がどのように私たちに与えられるのかを共に確かめましょう。
《救いによって生ける石として教会に築かれます(:4-5)》
主キリストは自身のもとに「来なさい」と招きます。これが罪からの救い、あらゆる問題を解決する道です。しかし人々は神が遣わされた唯一の救い主を拒み、最悪の形(=十字架)で排除しました。しかし十字架は、神がすべての罪を贖い救うことを証明して差し出す神の計画でした。キリストは生ける石であり、壊されても回復し自ら働き、成長し完成します。ダニエル2:34-35の預言の通りです。キリストを信じるすべての者も、信仰を通して「生ける石」とされて、生ける神の神殿である教会に築かれます。さらに、キリストを通し神に受け入れられる霊のいけにえ(=礼拝)をささげる祭司とされます(ローマ12:1-2)。こうして神のすばらしさを証しし、人々にキリストの救いを伝えるのです。《キリストは信頼する者を失望させず信じない人にはつまずきです(6-8)》
主は聖書に預言されていた「選ばれた石」(イザヤ28:16)として、十字架と復活のみわざをもって、救いの土台となりました。罪のある私たちに、罪の赦しを与えるのは、私たちの身代わりに死なれたキリストだけです。この方を土台として教会は築かれます。キリストは信じる者を失望させません。聖書は、この約束を繰り返し伝えています(ローマ9:33,10:11)。同時に、キリストは信じない者にとっては価値のない、つまずきの石です。聖書は一貫して、人が罪から救われ、義とされるのは信仰によると告げています。罪に支配されている人類は悪を増し加え、あらゆる教育や制度や、刑罰、努力を投じても、罪を止められません。この方を信じて新しく生まれなくては神の国を見ることができず(ヨハネ3:3)、この方以外に救いはありません(使徒4:12)。