2024年6月30日・・・神を崇める祝福と幸い
語るのであれば、神のことばにふさわしく語り、奉仕するのであれば、神が備えてくださる力によって、ふさわしく奉仕しなさい。すべてにおいて、イエス・キリストを通して神があがめられるためです。この方に栄光と力が世々限りなくありますように。アーメン。1ペテロ4:11(7-11)
使徒ペテロは、困難な時代は神の国が近付いたしるしだと自覚させた上で、終りの時に身を慎しんで備えるように勧めます。
《終りが近づいているしるしを見分けましょう(7a)》
聖書は終りの時が来るとはっきり伝えています。まず神の民が試練を受けます。対立、惑わし、迫害、戦争、疫病、福音宣教と信仰復興、天変地異が起こり、やがてキリストが来られ、すべてを審いて神の国が完成します。救われた者は、神に守られて最後まで耐え忍びます。イエス様は、終りの時のしるしを見分けるように教えました(マタイ24:3-14)。)パウロも「終わりの日・・・には困難な時代が来ることを、承知していなさい。」と告げ、備えさせました(2テモテ3:1-5)。サタンは自分が審かれる時が近いことを知って、人々がキリストを信じるのを手段を選ばずに妨害します。罪は人を神に逆らわせる正体を露わにし、聖徒は罪から離れる必要を自覚します。また、個人レベルの終りも、確実に近づいています。罪や死を解決できない点では、人は昔も今も同じです(ヘブル9:27)。
《終りに備えるため、祈りと愛の実践と奉仕に励みましょう(7b-11a)》
(1)「祈りのために心を整え、身を慎みなさい」(7b)。「祈り」とは、あらゆる方法を通して、神に語りかけ、神の語りかけに耳を傾ける営みです。こうして人は神のお心、考え、願いを聞き取り、神と堅い絆で結びつき、神と共に仕えます。(2)熱心に愛し合いなさい(8-9)。愛とは、かけがえのないものとして大切にすることです。神は私たちを愛し続け、ついには御子キリストによってご自分のいのちさえ犠牲にされました。その犠牲は無駄とはならず、私たちは神の犠牲で目を醒まし、神のもとに立ち返り、神を信じ、神の恵みを受けました。そして神の愛に満たされ神を愛する者、神が愛しておられる一人ひとりを愛する者にされました。(3)ふさわしく奉仕しなさい(10-11a)。パウロは、救いの恵みを伝えました(エペソ2:8-10)。救いとは、罪の赦し、新しい創造、永遠のいのち、神の子どもの特権、天国の相続です。さらに、神が用意された良い歩みとそれを可能とする一切の必要と守りを受けました。恵みの「良い管理者」として、何一つ無駄にしないように、活かすのです。
《最終目標は、神が崇められることです(11b)》
「神が崇められる」とは、神と喜び合い、神に「あなたのおかげです」と感謝することです。世界はこの幸いを証しするために創造されました(イザヤ43:7)。まず聖書またキリストを求めてください。ここに、真の目標と幸いがあります。何のためにキリストを信じたのでしょうか。罪の赦しと天国は、キリストを信じた時に与えられています。天国は、神と被造物が共に感謝し喜び、神の栄光が表われるところです。そのために救いが与えられました。その時、私たちが救われた意味と幸いが、良く実感できるようになります。これが私たちが生まれた目的、救われた目的です。