2024年8月18日・・・信仰に立って悪魔に立ち向かおう
堅く信仰に立って、この悪魔に対抗しなさい。ご存じのように、世界中で、あなたがたの兄弟たちが同じ苦難を通ってきているのです。1ペテロ5:9(8-11)
ペテロは、キリストによって与えられた信仰に立って悪魔に立ち向かうよう、勧めています。勝利のための指針に私たちも堅く立ちましょう。
《身を慎み、目をさましていなさい(:8a,1テサロニケ5:6)》
「身を慎む」とは、油断しないで、いざという時に対応できるように備えておくことです。普段から自分にできる備えをしていましょう。慎むことで、人が考え予想される事態への備えは可能ですが、予期しない出来事においてはそれだけでは足りません。主イエス様は、ゲッセマネに行く時、弟子たちに「目を覚まして祈っていなさい」(マタイ26:38-41など)と注意しました。しかし彼らは、目が閉じていて主の教えを受け止められず、主が捕えられる時、取り乱してしまいました。「目を覚ましている」とは、眠らないことではなく、いつも心の焦点を主に向けていることです(ヘブル12:2,2テモテ2:8))。そうしていれば、例え思いがけない時、思いがけない状況に襲われたとしても、直ちに主を見上げて主の指示をあおぎ、主のみことばを思い出し、主の平安の中で、主と共にみこころに従うことができます。
《堅く信仰に立って悪魔に立ち向かいなさい(:8b-9)》
悪魔が吼えたけるライオンのように獲物をさがし求めながら歩き回っています。悪魔の目的は神の栄光の救いを邪魔することです。主の民を誘惑して信仰を損って救われる者が増えないよう、攻撃します。主のわざに励み自分に対抗する教会に狙いを定め、群れがちりじりになるように、あらゆる方法で攻撃し誘惑します。しかし、堅く信仰に立つならば、守られ勝利できます。私たちは自分で悪魔に勝つことはできませんが、キリストと共にいれば勝利です。悪魔は、私たちがキリストに頼るのでなく、自分の力で対抗するようにそそのかします。律法主義、人間中心主義など、またキリストや聖書の正しさと権威を疑う惑わし、などによってです。しかし、キリストを信じる信仰こそ勝利です(1ヨハネ5:4)。私たちの罪を贖ってくださった主と共にあれば、何も恐れる必要はありません(ローマ8:31-36)。主は荒野で悪魔が誘惑を受けた時、主とみことばへの信仰のみにより勝利しました。
《主はあなたを守り、永遠の栄光の内に招き入れて下さいます(10-11)》
主がどんなにすばらしいお方か、どんなにすばらしい救いを成し遂げてくださったかを覚えましょう。主はあらゆる恵みに満ちておられ、それをキリストごと与えてくださいました(エペソ1:3-22)。救いによって、すべて罪を赦され、永遠のいのちを与え、神の子どもとされ、御国を相続します。聖徒の苦しみは続きますが「しばらくの間」であり、永遠の重い栄光に至ります。主は試練を通して私たちを「完全にし、堅く立たせ、不動の者としてくださる」のです。主は試練の中で、私たちを理解し守って下さいます(ヘブル4:15)。試練を通して、練り聖められ、祝福に与るのに相応わしい者に変えられた上で、約束の祝福を完成します(ヤコブ1:2-4,黙示21:3-4)。私たちの主は、苦難を通して、私たちを救ってくださいました。そして主の弟子である私たちも、キリストと共に試練を通して救いを広げて行きます。