2024年10月13日・・・真理をいつも思い起こさせる
それを思い起こさせて、あなたがたを奮い立たせることを、私は地上の幕屋にいるかぎり、なすべきだと思っています。それを思い起こさせて、あなたがたを奮い立たせることを、私は地上の幕屋にいるかぎり、なすべきだと思っています。
2ペテロ1:12-13(12-16)
ペテロが教会のため常に心掛け証しした目標を、共に確かめましょう。
《救われた者は、キリストをいつも思い起こして奮い立つべき(:12-13)》
ペテロは、彼ら聖徒たちがキリストを信じて、主が与えた真理に堅く立っていることを確信していました。1:2-4に記したように、キリストは神であり救い主です。神とイエス・キリストを信じて知ることで、恵みと平安がますます豊かに与えられます。主イエスの神としての力が、「いのち」(神と共に生きる)と「敬虔」(祝福を留め完成する)を、満たされて完成します。信じた者は、世の腐敗から解放され、神の性質を持つようなることが約束されています。彼はこの真理を「いつも思い起こすようにさせる」つもりだと書き送りました。思い起こすことで、聖徒が「奮い立つ」つまり、勇気と確信と活力をもって主のわざに励むためです。
《自分の死後も、聖徒がいつもキリストを思い起こせることを目指す(14-15)》
聖徒は、地上の幕屋(たましいを宿す肉体と肉の性質)をやがて脱ぎ捨てることを知っています。たましいは永遠ですが、肉体は死に朽ちていきます。しかし、キリストが私たちの罪のために死んで三日・・・目によみがえったように、信じた者はキリストと同じ朽ちない体をもってよみがえります(ヨハネ11:25-26,1コリント15:50-53)。かつては使徒たちも、それを信じられませんでした。しかしキリストが復活し約束の聖霊を送られて、理解し確信することができました。ペテロは、自分たちが去った後でも教会がキリストにある救いの希望を絶えず思い起こし、奮い立つことができるようにしておきたい、と切望していました。私たちも、自分が死ぬ時が来ても、信徒・教え子・子どもたちが信仰にしっかり立ち続けられるよう、自分に与えられた真理を証ししておけますように。
《キリストの力と来臨は目撃者が証言する確かな事実(16)》
そこでペテロは、キリストとその教えについて、できるだけ多くのことを、できるだけ具体的に、また判りやすく、少しでも心に留めるように熱意と工夫と祈りもって伝えました。伝えたのはキリストの力と来臨です。キリストがどんなに力ある方であるか。キリストが確かに来臨されたこと、キリストの家系も出生も、働きの数々も確かめられます。キリストの受難も裁判も十字架も死も葬りも復活も大勢の証人が証ししています(使徒3:12,15,1コリント15:6)。キリストの救いにより変えられた人、祈りの答え、信じる者に働く力を体験した方々は数え切れません。聖書のキリストの証しは、数千年に渡る旧約聖書の歴史と預言の成就です。福音は、キリストの実在と十字架と復活の事実を土台に置いているのです(1コリント14:14,19,20)。一度受けた救いは失なわれません。思い起こす事で誘惑から守られ、キリストを証しし成長します。そうさせることが、クリスチャン特に奉仕者の務めです。