2024年12月8日・・・主の忍耐は救いである
主は、ある人たちが遅れていると思っているように、約束したことを遅らせているのではなく、あなたがたに対して忍耐しておられるのです。だれも滅びることがなく、すべての人が悔い改めに進むことを望んでおられるのです。2ペテロ3:9(8-11)
イエス・キリストは、天に帰る前、再び来られて救いを完成すると約束されました。2000年近く経った今も実現していませんが、それでもこの約束を信じ、希望をもって歩める根拠がここに記されています。
《神は、長大な時を緻密に測り導いておられます(8)》
ペテロは、一つのことを見落してはならない、と告げます。「主の御前では、一日・・・は千年のようであり、千年は一日のよう」(8)。神の時間感覚と支配は、人のそれとは桁違いです。動物は本能に従い今を生きるだけです。人は、過去と未来を意識しながら考え行動しますが、実際関与できるのは今だけ、人の一生は宇宙の歴史に比べれば一瞬です。しかし神は、過去から未来まで一度に把握し、幾多の生き物に自由を与えつつ係わり、あらゆる時と場所を知り支配しておられます(詩篇139篇)。これが神の全知(=すべてを知っておられる)、全能(=みこころに従い一切を支配する)、遍在(=どこにでもおられ)、永遠(=初めであり終りである)の御性質です。さらに真実であり変わらないお方ですから、神の約束は確かなのです。《主は、すべての人が救われるために忍耐しておられます(9)》
初期の信徒は、この約束が、自分たちの生きている間に実現すると受け止めていたため、仲間が先に死んだ事で失望しました(1テサロニケ4:13)。パウロは、主が復活の恵みによって備えておられることを伝えて励ましました。神は遅らせているのではなく、一人でも多くの人が救われるように、忍耐しておられます(1テモテ2:4)。恵みと祝福によって信じる人、苦難を通して目が覚める人、罪に気付きキリストを信じるまでの導きはそれぞれ違います。神はあらゆる可能性を探って、できるだけ多くの方が信じるよう機会を与えます。また私たち教会を通して全世界に福音が広まるまで、さばきを忍耐しておられます。《聖く敬虔に生きて再臨に備える必要があります(10-11)》
主は、世の終りのしるしをあらかじめ伝えました。惑わし、偽キリストの現われ、民族対立、飢饉や地震、迫害、惑わし、不法、冷える愛、全世界に福音が伝えられる、と(マタイ24:5-14)。キリストの時代から、予表は始まっていましたが、波が寄せて引くように繰り返し、徐々に大規模に、世界中に広がってきました。主の日・・・(再臨とさばきの日)は、「盗人のように」突然、人々が予期しない時に来ます。また、明らかに来ます(マルコ13:26,ルカ21:27,1テサロニケ4:16,黙示録1:7)。主は、世の終りに起こるキリストの再臨とさばきにに対する確かな備えを、与えています。ただキリストを信じていれば、この方が保証してくださいます。その上で、日・・・々の歩みにおいて、聖なる(キリストに喜ばれる)、敬虔(神を恐れ敬う)をめざすことです。それは、今の安全と祝福をも保証します(1ヨハネ2:10)。備えておくべきもう一つの困難があります。各自の生涯の終りが確実に迫っており、着実に近付いています(ヘブル9:27-28)。主の用意された救いによって備えましょう。