2024年12月22日・・・インマヌエル、神が共におられる
「見よ、処女が身ごもっている。そして男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。」それは、訳すと「神が私たちとともにおられる」という意味である。
マタイ1:23(18-23)
マタイ伝は救い主の系図を記した後、その誕生について、マリアの夫ヨセフに焦点を当てます。聖霊によって処女マリアの胎に御子が宿った事が「分かった」と記すところから、二人への導きが記されています。
《御使いはヨセフにも、救い主の受胎を告げました(18-21)》
ヨセフを正しい人と紹介します(19)。聖書の「正しい」とは、戒めに忠実であると同時に神と人に喜ばれ愛と思いやりをもって関わることです(箴言11:30)。彼はマリアがさらしものにならないよう、「秘かに離縁(婚約解消)する」ことを考えましたが、結論は出ていませんでした。その時、御使いが夢に現われ「恐れないでマリアをあなたの妻として迎えなさい」と彼に告げます。聖霊によって救い主の母とされた女性と結婚することは畏れ多いことです。結婚後も、彼は御子が生まれるまで彼女に触れませんでした。18節にもあるようにマリアの胎の実は聖霊による神の御子・救い主であったことが彼にも告げられました。マリアにも告げられたようにその子の名は「イエス」(ヘブライ語でヨシュア、「主は救い」を意味する)と名付けなさい、と。この方がご自分の民をその罪からお救いになります。
《このような救い主の誕生は、聖書にあらかじめ告げられていました(22-23)》
キリストの誕生が神の約束の成就でした。旧約全体が、(1)救い主の必要、(2)救い主についての約束と預言、(3)救い主を生み出すための準備、(4)救い主を象徴する出来事や人物の記録、に満ちています。聖書のすべてがキリストを指し示しているのです。記者マタイは、ここで、キリストの誕生の預言のことばの一つを引用します(:23,イザ7:14)。未婚の女性が子を宿し、男の子を生むという聖書の預言が成就しました。神にはご自身の定めた自然法則を超えて、約束を成就する力があります。このキリストの誕生も、キリストの救いも、聖書の預言の成就です。神には不可能はなく、神が約束を違える事の方が有り得ません。主の真実な約束を信じましょう。その時、私たちにも、聖書の約束の救いがもたらされます(マタイ5:8,24:35)。聖霊によって宿ったその子は、子なる神です(ルカ1:35,イザヤ52:7)。恐れず神に近付き、神を知り、神が共におられることを知るようにされました(ヨハネ1:14,ヘブル4:15)。人と神を隔てる罪を赦し取り除くために、私たちの罪のため十字架で犠牲となり、よみがえられました。
《ヨセフもマリアと同じく御告げに従い自分を献げました(24-25)》
彼は告げられた通り、恐れずにマリアを妻とし、彼女と幼子を守りました。住民登録の命令に従って故郷ベツレヘムまで旅をし、家畜小屋での出産を助けます。御告げに従い、エジプトに脱出し、再びユダヤに戻り、ナザレで幼子を育てました。私たちも、キリストを信じ用いられたとしても、人目を引かないかも知れません。しかしどんな歩みであれ、キリストを信じて迎えたことが大切であり、幸いなのです(2テモテ1:12)。