2025年8月31日・・・神に留まらせる聖霊信仰告白神の愛
神が私たちに御霊を与えてくださったことによって、私たちが神のうちにとどまり、神も私たちのうちにとどまっておられることが分かります。1ヨハネ4:13(13-17)
この箇所は、「神の愛に満たされて愛を知り行う」歩みが、どのようにして実現するのかを伝えています。共に確かめましょう。
《聖霊が与えられたことで神と互いにとどまっていることが判る(13)》
キリストは、もう一人の助け主である聖霊を遣わすと約束し、それが成就しました(ヨハネ16:13)。十字架と復活の後、五旬節の日・・・に約束の聖霊が降ります(使徒2:2-4)。聖霊はキリストの真理を証しし、罪を悟らせ、福音を理解させ、信仰を与え、信仰告白に導き救いを得させます。そして十字架と復活の主を伝えて(ヨハネ16:14)、新しく生まれさせ、神の子どもとします(テトス3:5、ローマ8:15)。こうして救いの証印を押し、救いの保証(先渡し)を与えます(エペソ1:13-14)。そして、聖徒に福音を証しする力を与え、救いの実を結ばせます(使徒1:8,ガラテヤ5:22-23)。《誰でもイエスが神の御子であると告白するなら神にとどまっている(14-15)》 ヨハネたち使徒は、主に召されて、キリストの証人、特に十字架の贖いの死と復活の証人として証ししました(1ヨハネ1:1-2)。この福音の証しを聞いて、イエスを神の御子キリストと告白するなら、その人は救いを受け、神と結びつけられ、神の内に留まっています(15)。この方が、自分の罪のために十字架で血を流して死なれ、聖書の約束の通りに三日・・・目に死者の中からよみがえられたと信じるなら、その人は救われます。すべての罪を赦され、神と共に生きる永遠のいのちを受け、神の子どもの特権をいただき、天国(神の支配する世界)を相続するのです。この幸いな一致とむすびつきに、いつまでも留まることができます。神が私の内にあり、同時に、私が神の内にあるように一つに結びつけられたからです。神が共におられるので、何ものもこの結びつきをそこなうことができません(ローマ8:28-39)。《神にとどまっているなら愛が内に成就し、さばきの日・・・にも堅く立てる(16-17)》
キリストを信じた者は、神がどれほど自分を愛してくださったかを知っています。十字架の犠牲によってそれは明らかです(9-10,ローマ5:8)。「神は愛です」。神は私たちを、この上なく真実で不変で偉大な愛をもって永遠に愛しておられます。愛を求め続けるならば、その人は神に至ります。愛を求める者に、愛の根源である神がご自身を示し、その人の内にとどまってくださるからです(マタイ7:7)。道を極めようとするなら、その創始者に至るのと同じです。そして、聖徒たちにおいて愛が成就しました。キリストは十字架の贖いを完成した時に成就したと宣言されました。そのように私たちの愛は全きものとされたのです。キリストを信じた者は神にとどまり、神が私たちが愛を実行するために必要な準備や能力を完成してくださいました。かつては罪に支配されて自己中心の愛でしてしたが、救いによって神の愛に基いた全き愛に新しくされました。後は、私たちが愛を行うように信仰を働かせるだけです。困難はありますが神が成し遂げさせてくださいます。こうして終りの日・・・のさばきにも私たちは恐れずに臨むことができるのです。