船橋聖書バプテスト教会

子どもたちに神を教えるために(1)/絵本の会「ko.to.ba」

【1】子どもたちをイエス様のところに来させるのは、主の命令です

イエス・キリストが弟子たちに教えておられた時に、両親が子どもたちを祝福してもらおうと連れてきました。 イエス様は、子どもたちをご自身のもとに連れてゆくのを、弟子たちが邪魔した時、彼らを叱って、「子どもたちを来させなさい」と教えられました。
第一の理由は、せっかく主の祝福を受けようとして来た人たちを、拒んではならないからです。 弟子たちはいつも主の傍で教えをいただくことができました。
第二の理由は、心の柔らかい幼子の時から、キリストを知ることが、その子の一生が祝されるために、必要であり、大切だからです。

【2】子どもたちは、自然に任せれば信仰的に育つというわけではありません

「粘土に水を加えたら、れんがが運よく偶然にできるだろうなどと考えて、そのようにする人はいない。」(プルタルコス:帝政ローマのギリシア人著述家)。
聖書は、父母を敬うように祝福の約束と共に命じています(エペソ6:1-3)。また、聖書のみことばを、子どもたちに絶えず教え込むように教えます(申命6:6-9)。

【3】家庭を築くことと信仰を築くことは不可分です

家庭と信仰は、家庭の祝福と信仰を伝えるために不可分です。
信仰は家庭の中心に据えるべき最も大切なものです。また、祝された家庭を築くために、信仰は不可欠で最も大切なものです。
私の娘たちが成長するにつれて、「パパは家庭が一番大切だと教えているけれど、家で勉強や仕事をしている時、私たちをほったらかしている。時々、集中できないから『テレビを消して』『仕事が終わるまで黙っていて』と怒るじゃない」とつっこまれ、タジタジになることがあります。 家庭での言行一致が、問われ続けています。
教会だけでなく、家庭に信仰が根付いてこそ、信仰は本物となり、子どもたちに神をよく伝えることができます。
信仰的なことばが子どもにとって価値をもつのは、家庭での経験がそれらのことばを裏づける時だけである。(キャノン・ラム)

『かもさんおとおり』 やさしさと楽しさを与えてくれる本

毎年3月になると、父母と卒園した子どもたちと教師で、お誕生会をしていただいています。それぞれ近況を報告しながらお食事をします。
昨年Y君は分厚い「絵本ノート」を持ってきました。3年間貸し出しした本の記録が載っています。その本はざっと200冊。親子の対話、教師のコメントが記されています。園でも読んでいるので、3年間で5~6百冊分の本を読んでもらっていることになります。

S君は『かもさんおとおり』(ロバート・マックロスキー文と絵、わたなべしげお訳、福音館書店)を持ってきました。Yママは『ぐりとぐらとすみれちゃん』を持ってきて、会の最後にそれを読んでほしいと言われ、この本のできた由来を話して、大人になっている子どもたち、お父さん、お母さん、その他の人たちに読みました。
皆子どものように楽しんでいるのが感じられ、絵本のもつ力を感じました。あっという間に会の3時間が過ぎました。

終わった後に、私はS君に持ってきた本を読んでもらいたかったし、絵本ノートについても話してほしかったと思いながら、時が過ぎました。
そこで後日S君に電話をして「どうして『かもさんおとおり』を持ってきたの?」と聞きました。すると、「7回も、8回も読んでもらったので、すごく印象に残っている。」と答えました。
「本のどんなところが印象に残ったの?」と聞くと、「名前が楽しい。それから公園でお父さんに会ったところ・・・。」といろいろ話してくれました。
S君には1歳上のお姉さんがいます。私は年長組に年間130冊読む本の1冊に必ず読んであげる本です。
お姉さんの「絵本ノート」に、『かもさんおとおり』を借りて、お母さんが感想を書いています。「本をずっと読んでやっていて最後に公園の池にやってきて、マラードさんと奥さんと子どもたちが会うところで、”あっ!マラードさんだ!ちゃんと待ってたよ!!”と言って、とても嬉しそうでした。
その後2~3日してお姉さんは朝起きてから何十分もかけて最初から最後まで、「間違いながら読んだ後も、満足そうな顔をしていました。」

良書は絵を見てお話を思い出すことができます。次回は、あと二人の絵本ノートからの紹介と、この本のできたいきさつを書きたいと思っています。

3月の絵本

0歳から

『もうねんね』松谷みよこ作、瀬川康男絵、童心社
いぬもねんね、ねこもねんね、めんどりもひよこもねんね、ももちゃんもねむたいよ!おやすみなさい。
『いやだいやだ』せなけいこ作絵、福音館書店
お母さんが作った絵本。どの1冊もユーモラスな筋運びの中にお母さんの愛が伝わってきます。いやだいやだと言う時期に。
『たまごのあかちゃん』神沢利子文、柳生弦一郎絵 福音館書店
卵の中にかくれんぼしているのはだれかな?リズミカルな文、ユーモラスな絵が楽しい本。
『はなをくんくん』ルース・クラウマ文、マーク・サイモント絵 きじまはじめ訳、福音館書店
雪の下で眠っていた動物たちが目を覚ます。のねずみが、くまが…みな雪の中を走っていく。すると1輪だけ咲いてた黄色の花を見つける。ことばのリズムにのせて徐々に盛り上がっていく本。

4歳から

『ぶた たぬき きつね ねこ』馬場のぼる著 こぐま社
おひさま、まど、どあ、あほうどり…しりとり遊びの絵本。『こぶた、たんぽぽ ぽけっと、とんぼ』の本もあり。
『のろまなローラー』小出正吾作、山本忠敬絵、福音館書店
でこぼこ道を平らにし ながら、ゆっくり進むローラー車。いろいろの車が追い越していくが、どの車もでこぼこ道でパンク。そこでローラーの活躍。七五調のリズムがあり、心地よい。
『ペレのあたらしいふく』エルサ・ベスコフ作絵、おのでらゆりこ訳、福音館書店
ペレは自分で育てた子羊の毛を刈る。それをおばあちゃんにすいてもらい、かわりに畑の草取り…。いろいろの人に助けてもらいながら自分の青い服を手に入れる。絵きれい!

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