船橋聖書バプテスト教会

良いしつけのための5原則/絵本の会「ko.to.ba」

しつけに役立つ良書「思い切ってしつけましょう(ジェームズ・ドブソン)」から、良いしつけのための5つの原則を紹介させていただきます。

【1】親に対する尊敬の心を育てる

親の都合のためではありません。立てられた器を敬まうことは人生すべての人間関係を健全に築くために不可欠な土台だからです。 これを身につけさせるために親自身も、尊敬されるにふさわしい者をめざします。
子どもを罰するのは、親の権威に対する不当な挑戦の時に限るようにしましょう。 子どもは親の権威に反抗しつつ、従う事も望んでいます。

【2】罰の後をコミュニケーションの最良の機会とする

子どもが親に叱られて泣いた後、親を慕い求めて抱きついて来ることがあります。 その時には子どもをしっかり抱きしめて、愛していることを伝え、罰を与えた理由を伝えましょう。

【3】小言ぬきの指導を行なう

子どもが望ましくない態度や行動を取っている時、初めは小言を言い、聞こうとしないうちについに怒りが爆発する事が良くあります。 この駆け引きを繰り返したら、子どもはこれをゲームとして楽しむようになって親を振り回すようになってしまいます。
注意しても聞こうとしなければ、思い切って毅然と叱り、指導して下さい。 ・・・むちを控える者は自分の子を憎む者。子を愛する者は努めてこれを懲らしめる。(箴言13:24)

【4】子どもを過度の物質主義に浸らせない

時折の欠乏感は、感謝の心を大きくし、知恵を用いる好機となります。 物質的に豊かになりすぎると、人は得る喜びを小さくしてしまうのです。子どもに多くの物を与えることは子どもの喜びを奪い取っていることになります。

【5】端な統制と極端な愛を避ける

親が厳し過ぎると、子どもは完全に支配されているという屈辱感を持ちます。いつも恐れを抱いて生活するため、自信をもって決断できなくなります。 逆に過度の放任主義も、見捨てられ感を伴う支配欲を増長させ、親や周囲の人を軽んじるようになってしまいます。

親自身が、極端な統制や愛や価値観の元で育ってきた場合、子どもに同じようにしたり、逆にその反動として逆の極端な形で関わってしまう事があります。 健全なバランスの取れた価値観・愛・統制のために、神様を信じる信仰と救いと聖書の教えこそが大きな救いまた助けです。次回から一つ一つ、丁寧にみてゆきましょう。

「あなたの父と母を敬え。」これは約束を伴う第一の戒めです。 「そうすれば、あなたは幸せになり、その土地であなたの日々は長く続く」という約束です。父たちよ。自分の子どもたちを怒らせてはいけません。 むしろ、主の教育と訓戒によって育てなさい。
(エペソ6:2-4)

小さなお子様たちとの毎日は、忙しくていらいらすることもあるでしょうが、乳幼児期に時折見せる目を見張るような発達を発見し喜び、子育てに励まれますように。 そして、子どもが親に絵本を読んでもらう最高の喜びの時をもってください。
「子ども時代は、どの子も幸せでなくてはなりません。本は、子どもを幸せにするひとつの手だてです。」(アイリーン・コルウェル)

読書興味の発達の四段階

  1. 韻律のある物語や詩を喜ぶ時期(リズムのあることばを楽しむ)
  2. 生活に根ざした現実的な物語をたのしむ時期
  3. 続いて空想的な物語に向かう時期
  4. 神話、伝説、英雄物語をたのしむ時期

もちろん全部の子が、この順序でこの段階をふまないでしょう。
第一段階は、生まれてから3、4才ぐらいまで。わらべうたが大事。お話でもリズムのあるお話。 くりかえしの多いお話。歌が入るお話なども喜びます。この時期は詩や歌など韻律のあるものが、たっぷり耳からはいってくる。
0~1才は、からだの動きをともなった簡単なことばの旋律のくりかえし。3、4才になると、ことばだけのもの。長くて物語への萌芽が見られるもの。 3才になると子どもたちは、お話を楽しむことができるようになる節目。この時期から反抗期がはじまります。
0才児は、いっぱい声をかけて上げてください。
・・・松岡享子 著『子どもと本』より(文責:杉山幸子)

絵本の会「ko.to.ba」の様子

1歳~

『こぐまちゃんのみずあそび』森 比左志 , わだ よしおみ /(文) わかやまけん/(絵) こぐま社

こぐまちゃんがお庭で水遊び。じょうろや、ホ-スでダイナミックに遊んだ後は、お風呂でシャワ-。シャワ-の音もなんだかとっても楽しい!
こぐまちゃんのシリーズは11冊あります。『こぐまちゃんのほっとけーき』は、子どもたちに人気。いずれも明るく鮮やかな色、シンプルな形、リズミカルな言葉でストーリーも親しみやすい。

『どうすればいいのかな?』わたなべしげお/ぶん おおともやすお/え 福音館書店(シリーズ10冊)

くまくんがおでかけのしたく。シャツをはいたり、パンツをかぶったり・・。どうすればいいのかな? 今度は、うまく着ることができてくまくん、にっこり。そう、シャツは着るものです。ではパンツは?ぼうしは?くつは?じょうずにできたら、出かけましょう。
こぐまくんを主人公に、幼児の日常生活の一端が楽しく描かれています。

3、4歳~

『うみべのハリー』ジオン/作 グレアム/絵 福音館書店

海藻を被って怪獣にまちがわれたハリーは、浜辺で大騒動を巻き起こします!ユーモアがあり楽しいお話。
子どもが気に入ったら、『どろんこ ハリー』『ハリーの セーター』『ハリーと うたうおとなりさん 』も合わせて読んでみてください。

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